「SASUKE」がオリンピック種目になった件について調べてみました!
2023年の「SASUKE」が12月27日(水)に放送と聞いて予告を見ていると、「SASUKEがオリンピック種目に!」とあるではありませんか。
オリンピックと言えば陸上や水泳など学校の部活動などでもあるメジャーなスポーツを想像しますよね。
SASUKEがオリンピックってどんな選手が出て、どんな審査方法になるのか何もかもが未知でとっても気になる!
オリンピック種目になったSASUKEについて知りたい方はぜひご覧ください!
SASUKEってどんな競技?
テレビを見る習慣がある人にはおなじみの「SASUKE」。
1997年からTBS系列で放送されている、体力と筋力と判断力の限界を試すスポーツ番組ですよね。
色んなオリジナルの障害物があって、チャレンジャーが1人ずつ挑戦していきタイムなどを競います。
障害物①そり立つ壁
湾曲した壁を駆け上がって、最後は手前に出っ張っている壁のへりに手をかけて登るという、勢いと筋力が必須のエリア
え、最後らへんほぼ垂直じゃないですか?
この赤い丸らへん
生きててこんな壁に出くわしたことも、乗り越えないといけないこともなかったですよ。
このそり立つ壁は代々形を変えながら、初回からここまで毎回登場しているエリアです。
初めに思いついた方、すごいですよね。
横から見るとまるでビッグウェーブのようですけど、正面から見たら越えられない壁ですからね。
越えられない壁といえば色々ありますが、私が最近越えられなかった壁は「寒さの壁」ですね。
昨年、冬の間中エアコンの暖房機能をフルで活用していたのですが、なんと電気代が3倍になってしまいました…。
今年こそエアコンをつけずに乗り切るぞ!と思って電気毛布まで購入したのに、やっぱり寒くて布団から出られなくて泣く泣くエアコンをつけました。
暖かい部屋、最高。
障害物②サーモンラダー
2ndステージで序盤に立ちはだかるこのエリアでは、バーにぶら下がって振り子の原理でバーを上へ上へと上げていきます。
懸垂をするだけでも大変なのに、均等に両端に力をかけて上がっていくってめっちゃ難しくないですか。
振りすぎて左右の留め具に引っかからなくてもアウト、振りが足りなくて上がれなくてもアウト、片方が引っかからなくてもアウト。
超絶厳しいエリアで、過去には参加者の半数が脱落し、100人がここでリタイアした回もあったそうな。
障害物③綱登り
これはシンプルイズベストな競技ですよね。
FINALステージの一番最後に用意されています。
言わずもがな綱を握りしめて頂上を目指すだけのシンプルな競技。私も小さいころ公園でやりました。
ここまで体力をさんざん使ってきた挑戦者にとっては、意外と苦しむエリアかもしれません。
それにこの段階まで来るとタイムアタックの要素も出てきますからね。
いろんな工夫を凝らしたステージがあるのに、この綱登りが一番緊迫するのはやはり最後の最後のエリアだからでしょうか。
そういえば、私が通っていた小学校の同級生に休み時間になると自由帳いっぱいに「こんな競技があったらな」を描いている男の子がいました
右の道を行ったら針山で、左の道を行ったら毒沼で…といった感じでどう頑張ってもゴールにはたどり着けない設定ですが、指で辿るのがとても面白かったです。
SASUKEの競技も「こんな障害物があったら」「こんな闘いがあったら」といった想像力をそのまま現実にしたものばかりで、どんな勝負になるか分からないところが面白い気がする!
ローカルルールが多いですが、初見で見てもわかりやすくて競技に集中出来る点も素敵な番組です!
SASUKEの選手ってどんな人?
テレビ番組のSASUKEには体育会系の芸能人やアイドル、アスリートといろんな属性の人達が出場されます。
また、一般人も参加OKなので、独自トレーニングの様子がそれぞれユニークで面白いんです。
初代完全制覇者:秋山和彦
第2回のころから出場されていて、第4回大会で完全制覇を決めた秋山和彦さん。
2023年現在50歳という、全くそうは見えないすごい肉体美ですが、そんな彼が取り入れた練習法が「トランポリン」
なんと自宅に17万円もするトランポリンを導入して、SASUKE内のトランポリンで真ん中を踏めなかったというミスを克服すべく練習されたんです。
もうここまで来たらスポーツですよね!
トレーニング器具と考えると17万円は妥当でしょうか…。
少なくともSASUKEが生活の中心であるというのはひしひしと伝わってきますね。
海外選手:ヨルダン・ヨブチェフ
SASUKEは2005年から海外でも放送されるようになって今では160ヵ国で観られています。
このヨルダン・ヨブチェフさんはブラジル出身の体操競技選手で、2001年の時にSASUKEに初出場、そしてファイナリストまで登り詰めました!
さすが体操選手!ということでしょうか。
でも体操ではやらないようなステージもたくさんあるので、ヨルダン・ヨブチェフさんが特別SASUKEに強かっただけでしょうか。
どちらにしても、初挑戦で最後まで行けるってすごいですよね。
私の最近の初挑戦は観葉植物を育てることでした。
今まで生きているものを何も育てたことがなかったので、ちょっとゆとりができたし緑でも増やすか!と思って購入しました。
ただ私の母はサボテンすら枯らしてしまうほどの生物クラッシャーなので私も教訓を生かして、生命力が凄いといわれるハーブから始めました。
なんだかすでに茎が細くなってきている気がするのですが、私もせっかくチャレンジした初挑戦の観葉植物!
わさっと茂るまで育て切りたいですね。
オリンピック種目としてのSASUKE
2022年にオリンピック種目として「障害物レース」が挙げられて、何度かのテストののちに正式にオリンピック種目になりました。
2028年に開催予定のロサンゼルスオリンピックから正式種目となる予定です。
オリンピックの競技の中でも「近代五種競技」と呼ばれるものの一つになる予定とのことですが、そもそも近代五種競技って何?
近代五種競技
1人で射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングを行う複合競技。
オリンピックでは男女ともに個人戦のみとなっており、オリンピックの競技の中でも花形競技の一つとされている。
なぜSASUKEがオリンピックに選ばれたのか
近年では「馬術」の種目が、馬の飼育費用などの観点から問題視されていて2024年のパリオリンピックからは除外されることが決定。
代わりに追加される予定が「SASUKE」というわけです。
確かに馬といえば昔も今も貴族とか武将などの地位も名誉もあるお金持ちが飼育するイメージがある動物…。
私の知人に、家にはグランドピアノ、内装が飽きたという理由でベンツを乗り換える生粋のお嬢様がいるのですが、彼女の趣味は乗馬でした。
乗馬。
移動動物園でやってくるロバにしか乗ったことない庶民な私には想像もつかない趣味。
まあ五種のなかでも唯一生き物を扱う競技なので、そりゃあ財力が影響しますよね。
競馬の競走馬も整えられた環境で暮らしているんですから。
滋賀にある栗東(リットウ)という地域には競馬の馬を飼育する施設があるのですが、なんと車のドアを閉めてはいけないそうです。
ドアを閉める音で馬がびっくりしてストレスになってしまうそうな。
非常に繊細な生き物なんですね。
それをオリンピックに合わせて、4年ごとにコンディションを整えないといけないわけですから、確かに大変です。
SASUKEも挑戦する選手は大変ですが、セットは一度くみ上げればエサもいらないですし、バラシてまた再利用もできるのでエコロジーの観点からもいい競技かもしれませんね。
ただ、SASUKEってどう考えても日本の忍者が由来だと思うので近代では決してないはずなんですが、まあ中世が全盛期の馬術も近代になってたぐらいなのでいいんですかね。
競技内容
近代五種競技はオリンピックだけではなくてワールドカップもあるのですが、2022年にトルコで行われた大会でSASUKEが初登場しました。
セットは、TBSがヨーロッパでの収録で使用しているものを提供したそうです。
ということは競技はテレビで観ているあのSASUKEそのものということ!
2022年に新種目案が可決され、現在2023年。
初オリンピック採用は2028年なので、現時点ではどのような構成の競技になるかは明かされていません。
ただ、選手の練習が必要なのと、オリンピック以外にも近代五種競技の大会はあるので大まかな競技の流れは早急に整えられるのではないでしょうか。
障害物レースとは言いますが、運動会の障害物競走を想像していると痛い目に合うぐらい全身をくまなく使う競技なので、いち早く肉体強化に取り組んだ選手から金メダルに近づきそうですね。
馬術とは違って身一つで勝負できるので、いろんなスター選手が出てきそうでオリンピックの楽しみが増えました!
まとめ
今回はSASUKEがなぜオリンピックに選ばれたのかについて調べてみました。
- SASUKEは1997年からTBSで放送されている、スポーツ系番組
- 独自の障害物が立ちはだかるレース形式の競技
- TVでの参加者には一般人も多く、2005年からは海外版も登場して世界中に人気が拡大
- オリンピックの競技に挙げられたのは2022年。近代五種の馬術に代わる競技として
- 2028年開催予定のロサンゼルスオリンピックから正式種目になる予定
SASUKEならサッカーやバスケのように複雑なルールとかポジションを覚えなくてもすぐに面白さがわかるので、オリンピックを観るのがまた一つ楽しくなりそうですね!
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