くら寿司で販売されている「キャベツにざだい」についてです。
なんだか無性にお寿司が食べたくて、家から徒歩5分のくら寿司に行ったら「キャベツにざだい」というネタを見つけました。

キャベツってあのキャベツ?
皮目がレッドキャベツっぽいからキャベツなの?
にざだいってなんだろう?と気になったので調べてみました!
くら寿司で見かけて食べるか迷っている方は、まずい・臭いといわれている噂についてや味についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてください!
にざだいってどんな魚?
にざだいはスズキ目ニザダイ科のお魚です。
口がツンととんがっていて、かわいらしいフォルムのお魚ですよね。
タイと名前がついていますが、なんだかカワハギに似ています。
にざだいは東アジアの暖海域に生息するそうで、日本では石川や千葉、大阪に和歌山、鹿児島などなど全国的に捕獲が可能になっています。
全国的に獲ることができるのならマグロやイワシのように、食卓に上がってもおかしくないですよね。
しかし、今までににざだいというお魚について聞いたことはありませんでした。
それはにざだいの味のせいだったようです。
にざだいは海藻を食べるお魚で、その海藻の成分が発酵し独特の臭みが身に移るようです。
食用のお魚なのですが、臭いがあまりよくないのでまずいとされ食卓に並ばないようですね。
冬には臭みが薄れるようで、刺身にしたり塩焼きや煮つけにして食べることもあるようです。
確かに味や食感がよくても、臭いがよくないと食欲が湧きませんよね。
いろんな食材を選べる世の中なので、ひとつでも欠点があるとなかなか市場には回らないのかもしれません。
キャベツにざだいとは
そんな不人気食材のにざだいが有名回転ずしチェーン店のくら寿司から販売されました!
今まで販路がなかったにざだいに着目したとして大きな話題になりました。
にざだいは海藻を主食にするので、「磯焼け」という海藻が大量に消失する問題の原因とされていて海の厄介者扱いでした。
そんな中くら寿司の社員が「キャベツで養殖するウニ」をテレビで観たことをきっかけに、廃棄されるキャベツの外葉を使ってにざだいの臭い問題を解決することに成功!
独特の臭いを軽減させ、にざだいが持つ脂のうまみを引き出すことができたようです。
最初は皮目がレッドキャベツだからキャベツと名前がついているのかなと思ったのですが、キャベツをエサにして育ったとは予想外でした。
くら寿司といえばほかにもみかんを使って養殖したみかんぶりなどを販売していましたよね。
食べるエサの違いで身が変わるというのは魚や豚でも証明されていますが、もともと臭くてまずいとされていたにざだいの身まで変えてしまうなんてすごいですよね。
ネットの声
過去にはあの「ジョブチューン」で合格を勝ち取った品のようです。
ジョブチューンは食の専門家が合格か不合格の札を上げて、多数決で審議をする番組なので、キャベツにざだいがおいしいことが証明されていますね!
くら寿司の企業努力が詰まった一品。ぜひご賞味ください。
くら寿司の過去の販売実績
- 2020年11月に10店舗限定で販売。
- 2022年には全国販売。約14万食分を販売
この記事は2023年11月に書いていますが、今回は特に告知もなく、ひっそりとメニューに追加されているようです。
現在はカニフェアを行っていて、冬の食材のあん肝やブリなどもラインナップされていました。
今回はキャベツにざだいを何食販売するのか、販売期間はいつまでなのかなどは特にリリースされていなかったので、見かけた方はラッキーかもしれません。
ぜひなくなる前に食べてみてくださいね!
まとめ
今回はくら寿司で販売されているキャベツにざだいについてまとめてみました!
- にざだいは全国的に獲ることができる魚
- 海藻を食べつくしてしまうので海の厄介者とされている
- 海藻が発酵した臭いが身につくのでまずいと言われている
- くら寿司ではキャベツをエサにして臭いを軽減させることに成功し、キャベツにざだいとして寿司ネタにした
- 脂のりがよく、タイに似た身でおいしいと話題
くら寿司でキャベツにざだいを見かけて、食べるか迷っている方はぜひ販売されている間に試してみてくださいね!
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